Eメールの件名

2015/04/09

Eコマースの運営者をはじめ、多くの企業が顧客とのコミュニケーションとしてEメールを利用していると思うが、Eメールを読むかどうかの最初の判断として件名(サブジェクト)は大きな要素を占めている。

 

最近では絵文字がはいっている件名を見かけることも多くなってきたが、Eメール受信者の33%は件名のみで本文を見るかどうか決めているというデータもでており、件名次第ではせっかく配信したEメールがそのままゴミ箱に入れられてしまう可能性がある。このように、件名はEメールの開封率やクリック率を高めるための重要な要素となっており、件名に関してアドバイスを行うEメールマーケティング会社も多い。中でも、キャンペーンにおいていくつかの件名を用いたスプリットテストを行い、事前にどの件名が一番効果的かを把握するようアドバイスもしているが、実際に件名テストを行っているところはそれほど多くないという実態もでている。

 

イギリスのデジタルマーケティング会社Howling Madが2014年10月に行った”件名のスプリットテスト”に関する調査では、調査対象の約4分の1は件名のスプリットテストを行っていないという結果がでている。また、全体の50%は数回のキャンペーンで行ったのみで、頻繁に件名のスプリットテストを行っているところは全体の30%弱でしかない。

 

実際にスプリットテストを行っている企業でも、全体の70%がA/Bテストいわゆる2種類の件名を使ったテストを行っているのみで、3種類以上の件名テストを行っている企業はまだわずかということである。

 
 

ところで、リスト管理でのリーダー的存在であるWorldataの一部門であるSubjectLine.comでは、パートナーや顧客から配信された10億件以上のEメールを分析し、効果的なEメールマーケティングを行うためにEメール件名のスコアリングを提供している。件名に関して100点満点で点数表示をし、配信の観点、マーケティングの観点から減点や加点箇所を指摘してくれる。

 

例えば、”Free delivery only today!”という件名では、
配信の観点から“Free”で始まるので3ポイント減点、マーケティングの観点から”only”を含むので3ポイント減点、逆に“today”を含んでいることから4ポイント加点、といった具合である。

 

英語での件名スコアリング、かつ各国でそれぞれの慣習もあることから直接参考にならないかも知れないが、件名に悩んだら試してみるのもいいかも知れない。

 

Subject Lineのスコアリング ( http://subjectline.com )

 

150309

YAS

YAS

イグレック米国オフィス統括

”日本のよいものを世界へ、世界のよいものを日本へ -Japan to the World, World to Japan”というコンセプトのもと、日本企業のグローバル展開や日本マーケットへのビジネス参入を目指すグローバル企業へのサポートも行う。
同時に、”オンラインマーケティング”、”Eコマース戦略立案”、”ビジネスオペレーション”等に関するビジネスコンサルティングも提供。

ビジネスコンサルタントとして独立前は、オラクルコーポレーションにて日本の戦略パートナーとの世界的戦略提携を実現。1997年に渡米するまでは、外資系IT企業にて営業、営業マネジャーとして活躍。

シリコンバレー在住

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komiyama

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株式会社グリーゼ代表取締役 ・日本オンラインショッピング大賞審査員 ・SOHOホームページ大賞審査員 ・全国イーコマース協議会ベストECショップ大賞審査員 ・マイクロソフト社の社会貢献事業「女性起業UPルーム」初代コーディネイター ・非営利団体日本ネットライター協会(JNWA)運営委員長 ・2001年に日経ウーマン誌選出「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」ネット部門7位受賞。 ・日経MJ、雑誌「ネット販売」「インターネットでお店やろうよ」「おとりよせネット」等に、連載・寄稿多数 ◇会社サイトはこちら 株式会社グリーゼ オフィシャルサイト http://gliese.co.jp/ ◇事業サイトはこちら メルマガ制作なら、「コトバの、チカラ」 http://kotoba-no-chikara.com/

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株式会社ECコンサルカンパニー代表取締役社長。 自ら1999年よりネットショップ運営に携わり、立ち上げ1年半で月商4500万円を達成。 コンサル指導店舗200社を年商1億円以上へ導く。 商店街から一部上場会社まで規模、業界を選ばず、必要に応じて、商品開発、人材教育、入社面接、経営戦略、資金繰り対策とすべての経営スキルに精通。 現場知る情熱的指導法は、定評が高く、会社顧問、コンサルティング、講師として活躍。 サポート実績企業は1000社を超え自ら著書3冊を持つ。 http://jeccica.jp/about/trustee/

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株式会社ISSUN(イッスン)代表取締役。 2000年よりEC数社を立ち上げ各賞を受賞、2003年に立ち上げたECを数年で年商20億と急成長させ株式上場、その後、事業の保有株を売却し、シリコンバレー等海外の次世代eコマースの現場を研究。 ソーシャルとの連携による新たなマーケティング手法を確立し、2011年にウェブ制作・マーケティング会社、ISSUNを設立、先細りしつつある従来のマーケティング手法を立て直し「心の通うオンラインマーケティング」で売上改善を果たしている。全国各地でのセミナーやコンサルティングなども手がける。