3タイプに分かれる「ソーシャルメディア運営」の ゴール

2013/11/13

■3タイプに分かれる「ソーシャルメディア運営」のゴール

ソーシャルメディア運用の相談で、
現在もっとも需要が多いのがやはりフェイスブックだろう。※1

では、フェイスブックを使って、各企業はどのような
ゴールを目指しているのだろうか。

弊社へのフェイスブック広告の相談で最も多い順に並べると、
以下の様に主に3つとなる。
 

1)新しい広告メディアとして「売上」を増加させたい

2)ユーザとの関係性を高める「コミュニティ」を作りたい

3)まずは自社の事業やブランドをもっと知って欲しい

2)も3)も、行き着く先のゴールとしては、
「売上」となるわけだが、

2)の「コミュニティ構築」の場合は、
間接的に収益を発生させることもできるので、
設計次第では「売上」をゴールとすることも可能だ。

一方で、3)の「認知度の向上」はあまり売上を急いではいない
ケースが多い。

だが、リマーケティング広告などと組み合わせることで、
最終的に売上に繋がっていることが「計測」できる。

■ソーシャルの価値を高めるサイトづくり

だが、
このような成果はどのサイトでもすぐに出せるわけでは無い。

それなりにソーシャルメディアに対応したサイトの作りや、
それをビジネスの成果に転換できるだけの優れたコンテンツ、
また高い精度でのサイト自体のチューンナップも必要だ。

例えば、これはごく基本的なことだが、
あなたのサイト上で、ソーシャルメディアと連携した
会話は生まれているだろうか。

またそれらがどう収益に結びついているのか、
多面的に計測できているだろうか。

事業者自体が、ソーシャルメディアに理解を示し、
そのスタンスが備わっていなければ、
前述のような成果も生まれることはない。

ただ単に、やれソーシャルだ、ツイッターだ、と、
ゴールも成果も明確にしないまま流行りに便乗するくらいなら、
ソーシャルメディア・マーケティングなどやめておいた方が
良いだろう。

PPCやSEOですら成果が得られていないのなら、
そちらを優先的にサイト全体をチューンナップすることを
オススメする。

ソーシャルメディアによる収益といっても、
現時点では、コンシューマ向けサイトで言えば、
既存のマーケティング手法で得られる成果のせいぜい25%前後だ。

すぐにすべてを解決してくれるような「新しい魔法の杖の登場」
ではない、ということをまず理解しておくべきだろう。

だがしかし、もしあなたが、今後マス広告に依存しない
収益モデルを構築して、他社との成果に差をつけたいと考える、
先進的なweb担当者なら、すぐにでも取り組む価値はある。

■基本となる投稿パターンをおさえておく

ソーシャルメディアの
活用で、一番の障壁は「運用」だ。

つまり、何を投稿したら良いのかわからない、
という悲鳴がまず最初にあがってくる。

本連載では「なにを投稿すればよいのか分からない」
「どのくらいコストを投じればよいのか」
「炎上は心配ないのか」など、

ソーシャルメディアを始めたいという事業者が抱く
疑問に答えながら、ソーシャルメディアで「収益」という
成果を得るところまでをゴールとしたい。

※1)米国などではtwitterもビジネス面で収益成果が
出ているが、SNSは匿名制があたりまえ、
という時代に定着してしまった日本のtwitterと、
実名を前提に浸透している米国のtwitterでは、
同じ手法を試してみても米国ほどの成果にはまだ時間がかかりそうだ。

miyamatsu

【専門家】宮松利博

株式会社ISSUN(イッスン)代表取締役。
2000年よりEC数社を立ち上げ各賞を受賞、2003年に立ち上げたECを数年で年商20億と急成長させ株式上場、その後、事業の保有株を売却し、シリコンバレー等海外の次世代eコマースの現場を研究。
ソーシャルとの連携による新たなマーケティング手法を確立し、2011年にウェブ制作・マーケティング会社、ISSUNを設立、先細りしつつある従来のマーケティング手法を立て直し「心の通うオンラインマーケティング」で売上改善を果たしている。全国各地でのセミナーやコンサルティングなども手がける。

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komiyama

【専門家】江島民子

株式会社グリーゼ代表取締役 ・日本オンラインショッピング大賞審査員 ・SOHOホームページ大賞審査員 ・全国イーコマース協議会ベストECショップ大賞審査員 ・マイクロソフト社の社会貢献事業「女性起業UPルーム」初代コーディネイター ・非営利団体日本ネットライター協会(JNWA)運営委員長 ・2001年に日経ウーマン誌選出「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」ネット部門7位受賞。 ・日経MJ、雑誌「ネット販売」「インターネットでお店やろうよ」「おとりよせネット」等に、連載・寄稿多数 ◇会社サイトはこちら 株式会社グリーゼ オフィシャルサイト http://gliese.co.jp/ ◇事業サイトはこちら メルマガ制作なら、「コトバの、チカラ」 http://kotoba-no-chikara.com/

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株式会社ECコンサルカンパニー代表取締役社長。 自ら1999年よりネットショップ運営に携わり、立ち上げ1年半で月商4500万円を達成。 コンサル指導店舗200社を年商1億円以上へ導く。 商店街から一部上場会社まで規模、業界を選ばず、必要に応じて、商品開発、人材教育、入社面接、経営戦略、資金繰り対策とすべての経営スキルに精通。 現場知る情熱的指導法は、定評が高く、会社顧問、コンサルティング、講師として活躍。 サポート実績企業は1000社を超え自ら著書3冊を持つ。 http://jeccica.jp/about/trustee/

YAS

YAS

イグレック米国オフィス統括 ”日本のよいものを世界へ、世界のよいものを日本へ -Japan to the World, World to Japan”というコンセプトのもと、日本企業のグローバル展開や日本マーケットへのビジネス参入を目指すグローバル企業へのサポートも行う。 同時に、”オンラインマーケティング”、”Eコマース戦略立案”、”ビジネスオペレーション”等に関するビジネスコンサルティングも提供。 ビジネスコンサルタントとして独立前は、オラクルコーポレーションにて日本の戦略パートナーとの世界的戦略提携を実現。1997年に渡米するまでは、外資系IT企業にて営業、営業マネジャーとして活躍。 シリコンバレー在住